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泳ぐのに、安全でも適切でもありません
泳ぐのに、安全でも適切でもありません
泳ぐのに、安全でも適切でもありません
江國 香織

文庫化されたので買っちゃいました。
最近色んな本屋さんでよく見かけるのが書評POP。店員さん自筆によるデザインセンスの良い、簡潔に書かれたPOPを見るとついつい買いたくなります。

それとは別に、江國さんの本は文庫化されれば結構買ってしまいます。
これは解説が山田詠美さんだったので、それだけでも買い!って気になりました。
山本周五郎賞受賞作って言葉にも購買意欲がそそられましたが。

10個の短篇集でしたが、この中で印象深かったのが「ジェーン」と「動物園」
留学中の主人公がルームメイトであるジェーンに抱いていた、あまり好意的でないと思われる描写の数々はとことん容赦がなくって、辛らつで。
その辺りの書き方は「えげつない」って言葉がぴったりくるほどなんだけど、それが全く意地悪い言葉には聞こえないのが不思議。
逆に、手酷くジェーンのことを説明すればするほど、本編の主人公の懐かしみが真っ直ぐ伝わってくるようで。これが江國マジックなのかな。

「ジェーン」は過ぎ去った、あるひと夏を振りかえっての物語なんだけど、辛かったり、どうしようもなかった時期に傍にいた人っていうのは良くも悪くも印象深く残ってしまうものなんですね。
その人にまつわる、ある種の嫌な場面なんかも、その当時なら許せない程の勢いがあったはずなのに、思い返すと凄く冷静に振り返ることができる。
どんなことでもありのままに受け入れられるっていうことは過去の特権なのかもしれない。と、同時に凄く淋しい気持ちになるのも確かなことで。
過去を振り返った内容の小説を読むと、いつもやるせない気持ちになりますね。





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婦人公論
最近、知り合いのちょっとした出来事に影響され、ちょっとした電磁波恐怖症になってました。当然パソももう止めよう!って真剣に思ったり。
電磁波=ガンの要因という見解について確固たる立証はされていませんが、巷で噂になっていることにはついつい敏感になってしまいます。
要は影響を受けやすいってことなんですけれど。

ただ、電磁波ってパソに限らず、家の中に散乱している色んな電化製品すべてにおいて関係してくるんじゃないの?そうなると便利なもの全て、放棄せざるを得ないのではないか?ってことになっちゃうね、ってことで元々神経質でない私はまぁいっか?とすんなり一時的な恐怖症からは解放されました。
まぁ、あまり長時間パソの前にいるのは頭痛、眼精疲労の原因にもなるんで極力避けてはいるんですが。
あと、朝作ったコーヒーを温めようと電子レンジでチンする最中ずっと眺めていることが多かったんですが、これはちょっと恐ろしいので止めようと思います。
コーヒー通ならちゃんとその場でドリップして飲めよって事ですね。反省(-_-;)

そんな訳で、健康にはもうちょっと気を使ったほうがいいなぁと痛感したのですが、本屋でブラブラしていると婦人公論があったのでちょっと立読み。
婦人公論は結構面白い記事が載っているので毎回立読みしては気に入ったら買うことにしています。今月は表紙が聖子ちゃんでした。
(聖子ちゃんといえば、今年のディナーショーは原田氏が不参加だとの梨本さん情報が新聞に載っていたなぁ・・・)もともと胃腸が弱くって脂っこいものは食べないのだとか。だからこんなにスリムなんだろうな。
私は結婚前の聖子ちゃんファンだったんですが、その当時から確か好物がアジの開きだとおっしゃっていたので、食は淡白、やることは豪快って印象が強くってやっぱり今でも好きな人なのです。

あと、女性の天敵である冷えだとか、婦人科の病気の怖さだとか、かなり気になる記事がてんこもりだったので、立読みにもついつい力が入り、気がつくと店内にはホタルの光が流れていました。お陰で岡田准一氏のインタビューにまでページを進めることができなかったぞv
(特に岡田さんのファンでも何でもないんだけれども)

体の冷えは本当に若い頃のツケが回ってきているようで、冷房ガンガンのオフィスで冷たいものばかり飲んでいた頃を考えると恐ろしくってしょうがないです。
今は極力温かい飲み物を心掛けているけれどコーヒーだけはやめられないなぁ。
と、そんなふうに健康のことを真剣に考えていたせいなのか、いつも以上にぼーっとしていたのか、しっかりうたばんを見るのも忘れていましたわ。悲しいな・・・
そして今日、絶対忘れてはいけない番組。

それはスマステです!
新選組隊士が勢ぞろいするんだって!うゎ〜どうしよ!これは絶対録画ミスれないぞv
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重力ピエロ
重力ピエロこの間読んだアヒル・・・に引き続き伊坂幸太郎さん物です。
図書館で借りたのですが、予約待ち数もかなりのものでした。
(グラスホッパーは32人待ちだそうです。二週間で一人と換算すると、一年以上かかることに・・・)泉水と春という血の繋がらない兄弟の話っていうその一言では片付けられない色んな問題を抱えた話でしたが、これもかなり面白かったです。
(ちゃんとした内容はamazonを参照のこと)

今回も素敵なキャラクターが目白押しでした。春の行動、セリフ、描写される佇まい全てがカッコいいのは言うに及ばずで、そんな春が常に愛して止まない、常に目標であり、理想であり続ける兄の泉水がたまらなく魅力的でした。
才能も容姿も到底弟にはかないっこないんだけれど、生まれついての上下関係に素直に従うっていうのはすごく真っ当なルールだなぁとも思ったり。

自分にも兄弟、姉妹がいて、昔から、そしてこれからもずっと変わることのない絶対の信頼感、連帯感ってヤツがそのまま文章に凝縮されているようで嬉しくなりました。
お兄ちゃん、お姉ちゃんというのはいつも必ず、一歩前を歩いていて欲しい存在なんですよね。多少、美しく書かれすぎなところもありますけれど、結局身内ってそんなものかもしれない。うちの子が一番!的な考えって何より正直な気持ちじゃないかな?
そんな末っ子体質のココロをくすぐる家族愛の話、兄弟の話って結構好きです。


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アヒルと鴨のコインロッカー
アヒルと鴨のコインロッカー図書館で借りてきました。「現在」と「二年前」という二つの時間軸が交差する物語。二人の青年がいきなり本屋を襲う、それもたった一冊の広辞苑のために。そんな出だしで始まるため、一見奇をてらった趣向の類なのかな?と疑いたくなるのですが、そんな突拍子もない行為の裏側に大切な意味が隠されており読み進めていくうちにそれが判ってくると同時にとりかえしのつかない悲しさがじわじわと押し寄せてきます。

暴力や死といった描写がからむとどうしても目をそむけたくなるもので、昔だったら読めなかっただろうなと思います。この小説でも動物虐待にからむ展開が用意されているのですが、これに良く似た事件も現実社会では実際にあったわけで。人がいつ、どんな瞬間にこんな暴力性を発揮するのかは想像もつかないのだけれど、せめてそういった行為を自分の心の中で想像して自分自身でその痛み、悲しさを擬似痛感する。それが出来るうちはまだ大丈夫なのかな、そんな想像力を無くしかねない世の中だからこそ作家の人たちも意を決して暴力性を取り上げていこうとしているのかなと思います。

ブータンの青年の持つ宗教観がところどころで説明されていたのですが、違った風土、歴史、言葉、環境などによって培われた宗教観の違いに今更ながら面白いなぁと思いました。日本でいう宗教=仏教(私の場合ですが)ってどうしてもお葬式、法事などでしか意識しない対象になりがちだと思うし。
輪廻転生とはすごく素敵な考え方だけれど、それを真っ向から信じるにはそれなりの土台がいるわけですね。

主要キャラクターの織りなす洒落たウィットに富んだ会話はあくまでも小説という架空の世界だからこそ、その持ち味が生かされるのだと思うのですが、単なる不思議ちゃん的なキャラクターで終わっていないのはそれだけ説得力のあるセリフをさらりと吐いているからなんだろうなぁ。
独特の主義、思想の持ち主がそのスタイルを捨ててまでも何かを証明しようとする行為にはどうしようもなく切ない悲しさがあったりします。
主人公達が向かおうとする終末に気をとられてしまいがちですが、ミステリー小説としての読者を欺くプロットはかなり好きなパターンでした

読み忘れている部分がきっとどこかに残っている、だからまた読み返したい、そんな小説でした。
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