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泳ぐのに、安全でも適切でもありません
泳ぐのに、安全でも適切でもありません
泳ぐのに、安全でも適切でもありません
江國 香織

文庫化されたので買っちゃいました。
最近色んな本屋さんでよく見かけるのが書評POP。店員さん自筆によるデザインセンスの良い、簡潔に書かれたPOPを見るとついつい買いたくなります。

それとは別に、江國さんの本は文庫化されれば結構買ってしまいます。
これは解説が山田詠美さんだったので、それだけでも買い!って気になりました。
山本周五郎賞受賞作って言葉にも購買意欲がそそられましたが。

10個の短篇集でしたが、この中で印象深かったのが「ジェーン」と「動物園」
留学中の主人公がルームメイトであるジェーンに抱いていた、あまり好意的でないと思われる描写の数々はとことん容赦がなくって、辛らつで。
その辺りの書き方は「えげつない」って言葉がぴったりくるほどなんだけど、それが全く意地悪い言葉には聞こえないのが不思議。
逆に、手酷くジェーンのことを説明すればするほど、本編の主人公の懐かしみが真っ直ぐ伝わってくるようで。これが江國マジックなのかな。

「ジェーン」は過ぎ去った、あるひと夏を振りかえっての物語なんだけど、辛かったり、どうしようもなかった時期に傍にいた人っていうのは良くも悪くも印象深く残ってしまうものなんですね。
その人にまつわる、ある種の嫌な場面なんかも、その当時なら許せない程の勢いがあったはずなのに、思い返すと凄く冷静に振り返ることができる。
どんなことでもありのままに受け入れられるっていうことは過去の特権なのかもしれない。と、同時に凄く淋しい気持ちになるのも確かなことで。
過去を振り返った内容の小説を読むと、いつもやるせない気持ちになりますね。





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